『壁紙について、種類や金額を知りたい』にお答えします。
- アクセントクロスにするにあたって、壁紙のことを知りたい方。
- アクセントクロスを業者に依頼する前に、調べておくべき手順を知りたい方。
壁紙は、色んなメーカーから、とても数えきれないぐらいの種類が発売されています。
業者さんに見積もり依頼をする前に、わたしは、ぜひ先に壁紙について知っておくことをおすすめします。
壁紙について知っておくこと の意味
壁紙について調べて知っておこう、という意味は、
この時点で、アクセントクロスを決めておこう、という話ではありません。
ざっくりの壁紙の知識を知っていることで、これからしようとしていることを想像しやすくなり、どう行動すればいいか分かってきます。
例として、あなたが【車】を買おうか迷っていたとします。
そう思った時に、ファミリーカーにするのか、ジープ車にするのか、軽自動車にするのか、はたまたスポーツカーにするのか、まず方向性をきめますよね?
それが決まれば、どこのディーラーに行って、どんな車がほしい、と話をすることが決まってくるからです。
でもそう出来るのは、
ざっくりと、こんな種類の車があって、自分はこんな車に興味がある、ことを知っている前提があるからこそです。
さて、【壁紙(アクセントクロス)】の場合はどうでしょう?
毎日壁紙に囲まれて暮らしているけれど、壁紙について意識を向けている人はどれだけいるでしょうか?
興味があって壁紙のことをなんとなく知っている、という人は、あんまりいないと思います。
そうなると、壁紙のことや、やるべきことが想像しにくいし、どこに相談したらいいかが思い浮かびません。前提知識がないと、このようになりがちです。
だから、アクセントクロスを張り替える人は、その前提知識がないものとして動く方が、後々後悔しません。
『知らない』ことを自覚すれば、知ろうとするからです。
また、壁紙を少しでも知っておくと、実際に業者さんと対面した時に話しやすくなる利点もあります。
このような理由から、アクセントクロスをやってみたいと考える方には、ちょっとだけでいいので壁紙を知ってもらってから、見積もりを取ることをわたしはおススメしています。
2種類のクロス 量産クロスと1000番クロスについて
壁紙ですが、本当におおまかに言うと、2種類に分けられます。
【量産クロス】
【1000番クロス(一般クロス)】
量産クロスは、お手頃価格で、シンプルな色味のものが多いです。一般的な住宅の壁紙として広く使用されています。あなたの今住んでいる部屋も、白いクロスではないでしょうか?これは大体は量産クロスです。
1000番クロスは、量産品と比べるとお高めです。色や柄が豊富です。デザイン性が高く、これから張ろうと考えているアクセントクロスは、こちらがおススメです。また、1000番クロスは、性能が高いものも多い壁紙です。
『アクセントクロス』なら、1000番クロスってことですね。
最近は、量産クロスでも、グレー・ミント系など、色のある壁紙も出てきています。ですが、アクセントクロスなら1000番クロスが多いですね。
金額について
施工金額については、施工の平米や、何か所張るか、などの条件が人それぞれ違います。
なので、ここではあくまで、壁紙自体の金額ということで考えてみます。
【量産クロス】・・・量産ということもあり、たくさん作られていますし、長年継続して作られていることが多く、お手頃価格です。
【1000番クロス】・・・まず言えるのは、量産クロスより高いという事です。ただ、その商品によって、金額は全く違ってきます。量産クロスより少し高め、というものもあれば、セミオーダー的な高級ラインまであります。ただ、実際は、量産クロスより少し高め、というグレードのものでも全然見劣りしませんし、選ぶ人が多いのもこのクラスの1000番クロスですね。
また、次の章で詳しくお話しますが、同じ施工箇所であっても、無地の壁紙に比べて柄物の壁紙の方が金額が高くなります。壁紙のリピートのためです。
壁紙のリピートについて
見落としがちなのが、壁紙のリピートというものです。
無地の壁紙の場合はあまり考えなくていいですが、柄物の壁紙の場合、リピートというものを考えなければいけません。
壁紙の同じ柄から柄までのピッチのことをリピートと言います。
柄物の壁紙の場合、壁紙をつなぎ合わせる時に柄がずれないように施工するので、どうしても壁紙のロスが多めに発生してしまいます。その分、リピートの大きい壁紙は、必要な平米数が多くなりますので、当然金額も上がってきます。
このリピートという考え方は、柄物のオーダーカーテンなどにも、応用できますね。
※柄物の壁紙であっても、柄合わせなし、などの場合もあります。
壁紙の種類のまとめ
壁紙の種類と金額について見てきました。
ここで一覧表にまとめたので、再度確認をしましょう。
【量産クロス】 | 【1000番クロス】 |
---|---|
3種類程度のインクから作られるので色や柄のクロスが少ない。 | 多色のインクで作られるので色や柄等のデザインが豊富 |
機能性が少ない | 機能性が豊富。 汚れ防止・表面強化・消臭・アレルギー抑制・吸放湿など |
クロスの厚みが厚めなので下地が目立ちにくい。 | クロスの厚みが薄いものが多く下地が目立ちやすい。 |
下地やジョイントの目立ちにくい材料が多く、施工難易度は高くない。 | 下地処理が必要だったり、ジョイントが目立つなど、施工難易度が高い物も多く、経験・技術力が必要な物もある。 |
平米単価 安い | 平米単価 高い |
一般的な壁向き。賃貸やマンションの白い壁はほとんどが、この壁紙。 | アクセントクロス向き。デザインを求める場合に張る。 |
壁紙のランクだけでなく、柄物を選ぶと金額上がることも分かりました!
深く知る必要はありませんが、ざっくり知っておくと、アクセントクロス選びの時に役立ちます。
少しずつ、必要なところだけを、お話していこうと思っています。
次回は、『壁紙の性能』についてをお話します。
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