壁紙やアクセントクロスを選ぶ際に、先に知っていた方がいいことをまとめた記事となっています。
アクセントクロスに興味があるけど、何から準備したらいいのかわからない、という方に読んでいただきたいです。
こんにちは。アクセントクロスをやってみたいAさんからの質問コーナーです。
アクセントクロスをやってみたいです。何から調べたらいいか、教えてください。
アクセントクロスを考える時に、知っておくことは、まずは壁紙です。
- 壁紙の種類と価格について
- 壁紙の性能について
- 色の持つ力を知っておく
- 見え方の違いがあることを知る
- アクセントクロスの選び方
以上の5つは、実際に見積もりを依頼する前に、知っておくことをおススメします。
めちゃくちゃ詳しくなる、という必要はもちろんありません。壁紙のことをざっくりと知っておくことで、業者さんとの打ち合わせがしやすくなりますよ。
具体的にイメージがわいてくるので、業者さんに対して、より具体的に質問もできるようになります。見積もりが終わった後に焦って調べる必要もなくなりますよ。壁紙選びでその知識が役に立ちます。
壁紙の種類と価格について
壁紙は、おおまかにいうと、2種類に分けられます。
【量産クロス】
【1000番クロス(一般クロス)】
量産クロスは、お手頃価格で、シンプルな色味のものが多いです。一般的な住宅の壁紙として広く使用されています。
1000番クロスは、量産品と比べると若干お高めです。デザイン性が高く、性能が高いものが多い壁紙です。
【量産クロス】 | 【1000番クロス】 |
---|---|
3種類程度のインクから作られるので色や柄のクロスが少ない。 | 多色のインクで作られるので色や柄等のデザインが豊富 |
機能性が少ない | 機能性が豊富。 汚れ防止・表面強化・消臭・アレルギー抑制・吸放湿など |
クロスの厚みが厚めなので下地が目立ちにくい。 | クロスの厚みが薄いものが多く下地が目立ちやすい。 |
下地やジョイントの目立ちにくい材料が多く、施工難易度は高くない。 | 下地処理が必要だったり、ジョイントが目立つなど、施工難易度が高い物も多く、経験・技術力が必要な物もある。 |
平米単価 安い | 平米単価 高い |
一般的な壁向き。賃貸やマンションの白い壁はほとんどが、この壁紙。 | アクセントクロス向き。デザインを求める場合に張る。 |
壁紙の性能について
あの薄い壁紙であっても、性能や効果というものを期待できます。
- 汚れに強い(ペット対応品などもあり)
- 消臭タイプ
- 防カビタイプ
- 抗菌タイプ
- 調湿性があるタイプ
これだけではありません。たくさんの性能のものがありますよ。
メーカーによっても、性能の種類と数はちがいます。
色の持つ力について
色によってもたらされる効果を知っておくと、実際に張り替えたあとに、
『こんなはずじゃなかった・・・』
ということを防げます。
青や青緑など寒色系は気持ちをクールダウンさせる鎮静効果をもっています。
緑は、植物や自然を連想する色なので、リラックスしたいリビングや寝室に向いています。心を落ち着かせ、集中力を持続できるという意味で、勉強部屋や仕事部屋にも向いています。万能色ですね。
赤は、興奮色なので集中したい部屋には不向きです。
オレンジは、ネガティブよりもポジティブ要素の強い色です。
「みんなで楽しく過ごしたいリビング」など、心が温かくなる雰囲気にしたい部屋の壁に向ています。
【カラーコーディネート】
【 カラーコーディネーター検定】
こういった言葉や資格が存在するように、色には奥深さと、色による影響力がかなりあります。
色の持つ力を先に知っておくといいですね。
基本はお好みのカラーがいいで思いますが、色の力を知って壁紙を選ぶと、よりいい満足感が得られます。
見え方の違いがあることを知る
その部屋の日あたり、日照時間、壁に張るのか天井に張るのか、などの条件の違いで、同じ壁紙でも見え方が全然ちがってきます。
また、下地の状態で、壁紙の見え方も変わります。
見え方の違いは、住宅の状況によって違います。
- 部屋の向き・窓の大きさ(日照)
- 窓の数(解放感)
- 下地のデコボコの有無
などです。
ご自分でぜひチェックしてください。下地については下地処理をするか、きちんと業者さんに相談してください。
アクセントクロスの選び方
結局、アクセントクロスはどうやって選べばいいの?
まず、どの部屋のどの壁に張るかを決めます。
その上で、上記の①~④を意識して、お好みの壁紙を選ぶことが大切です。
結局、アクセントクロスはどうやって選ぶか、が気になると思います。わたしのおススメの手順をご紹介します。
お部屋は大体、4面の壁と、天井で構成されていることが一般的です。
アクセントクロスの施工で多いパターンは、4面のうち、目線のいく1面のみをアクセントクロスに張り替えることです。
天井のみ張ることもあります。
張る部屋と場所を決めます。
アクセントクロスを選ぶ前に、
- 他の面の壁紙の色
- 床の色や素材
- 家具やカーテン
- インテリアの中心になるものがあれば、そのアイテム
以上を、再度確認してみます。
わかっているようでも、意外と頭に入っていないものです。
意識的に、先にこれらをチェックしましょう。
上記で話した1~4の壁紙の選び方を念頭入れて、お好みの壁紙を選びます。
楽しく、みんなで、わいわいと選んでくださいね♩
正直、アクセントクロスを張る、ということは頻繁にあることではないので、貴重な思い出にもなります。
張る前も、準備中も、張ったあとも、楽しい思い出になるようにしましょう!
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